精神障害者が3県のA型事業所に通った感想と地域差比較【体験談】

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俺は飛び火。

品行方正な精神障害者だ。手帳は2級。

関東で一人暮らしをしている。

 

目次

金銭苦でA型事業所に駆け込んだ

一年前までウーバーイーツ配達員をしていたが、昨今のコロナ情勢によって精神疾患が悪化したため休業。

しかしいつまでも休んでいると生活が立ち行かなくなる。正直に言うともうめっちゃピンチだった。

バイクは転びすぎたトラウマで怖くてもう乗れない。何度もチャレンジしたが、玄関で立ちすくんでしまい外に出ることができなかった。

 

ヤバイ、このままじゃ地元に強制送還だ。それだけは勘弁。

 

それでなんとかお金を得ようとして頭を悩ませた結果、「就労継続支援A型」にお世話になることにした。

 

A型事業所は障害者が最低賃金を保証されつつ労働できる福祉サービス事業所のこと。

一般就労は難しいが働きたい障害者のセーフティネットとなっている。

 

A型事業所には違う県で今までに2度お世話になっており、そのためできれば避けたかった(理由は後述)のだが、とはいえ一般就労は無理そうだと判断。苦渋の選択だった。

 

が、先に結論を言うと今回の選択に関しては正解だったと言える。

次の項で、今の職場がどのように最高なのかを話したい。

 

千葉県の就労継続支援A型、めっちゃ優しい

始めに、A型事業所も一般就労と同じく、職場によって環境もやることもいる人間の質も様々だということをはっきりと言っておきたい。

今自分が通っているところの環境が良いだけで千葉の他の事業所も全部良い、及びみんな条件が同じわけではないということですね。

 

では前置きも済んだところで今通っているところの最高な点ですが、まず優しい!

 

 

ものすごく優しい。

 

面接(見学)の時点で、

 

「無理しないでね」

「自分のペースでやってね」

「速さとか気にしないでいいからね」

「できることをやりましょう」

「何かあったらいつでもなんでも提案してくださいね」

 

という数々の素敵な言葉をいただいた。

 

こんなこと今まで言われたことない。

 

「なるべく速くなれるように頑張ろうね」

「遅い」

「そのうちできるようになるから大丈夫だよ(できるようにならなければならない!)」

 

など、普通のことでありながらも、手が遅いし物覚えも悪い私にとっては厳しい言葉の数々を浴びてきた。

 

だが、今いるところは仕事中にいつでもトイレに行っていいし、季節に関わらずいつでも席を立って水分補給していい。

 

神か?

 

ありがたすぎる。

 

今の職場が唯一要請しているのは

  • 遅刻早退をしないこと
  • 欠勤をしないこと

この2点のみだ。

 

遅刻に関しては私にとって鬼門ではあるが、それも他の職場のように怒られたりはしなさそうなので心が助かっている。かえって遅刻せず済みそう。(恐怖が遅刻を加速させる場合がある)

 

で、上記の2点をなぜ避けてほしいのかというと、雇用保険の関係だそうだ。

実働4時間15分なので、週のうち1日でも欠勤すると雇用保険から外れてしまうという。それなら仕方ないね。

でも体調が悪いから休むとか、病院に行かなきゃいけないから早退するとか、そういうのは大丈夫だと言っていたので柔軟な配慮がある。

 

もう一度言おうかな。

 

神か?

 

仲の良い同僚もできた

仲の良い同僚もできた。

今までの職場では一方的に好かれることはあれど自分から好くような人はいなかったが、自分から好きになれる人が2人ほどできた。それが本当に嬉しい。

働いている人の質が良いのだ。

 

また、職員さんも本当に優しい。代表含め職員さん全員のことを好きになれるってそうないんじゃないかと思う。

とにかく居心地が良いので、俺はこの職場が大好きだ。

 

作業はその人のできることをやる

主な作業は封入や箱組み立てなど内職系

その日代表が仕入れてきた仕事によって仕事が変わる方式の事業所だ。

 

一連の作業を役割分担して行うのだが、ここでは複雑な作業ができない人には簡単な仕事が、できる人にはそれが割り振られるので、無理がなくて良い。

もちろん「この作業は無理そう……」って時は簡単なものをやらせてもらえる。具合が悪い時はみんなと少し離れたところで作業することも可能なのでとても良い。

 

一方、他県での事業所体験

今通ってる事業所の褒めはこれくらいにして、そろそろ他県の事業所での体験を紹介しよう。

まずは2013年に地元北海道で通っていた事業所のこと。

 

パン屋!なかなか良いけど色々ずさんで惜しかった

北海道でお世話になったA型事業所はパン屋だった。

職員の方々は明るく気さくで親身になってくれた。

が、少々公私混同気味なところがあり、事業所の内部事情を私に話してしまう(普通に不安になってしまい精神に良くなかった)など迂闊な面も多々あった。今は職員さんも入れ替わっているのでないかもしれない。

 

勤務時間は9時~14時30分、休憩30分、サービス休憩10分の実働5時間。他の時間帯で仕事している人もいた。

仕事内容はパンの製造から、併設していたお菓子屋さんで出すデザートのタネづくり、接客レジ、昼食作り係、食器洗いなどさまざまだった。

色んなことができたので事業所としてはかなり完成度が高い方だったと思う。作業自体はどれも楽しかった

職員の方がおっちょこちょいな人多めだったのでたまに行き届かないところもあったが、まあ、ね。

 

利用者同士の連絡先交換などが制限されてなかったので利用者間トラブルはそこそこあった(今通っているところは利用者間で連絡先を交換してはいけない)。

また、どんな人でもウェルカムなため仕事中よくやらかす人もいた。どんな人でもウェルカムだったので面接のときに落とされる心配がいらないのは良いと思う。

 

結局内部のゴタゴタに巻き込まれ、雇用から2か月半でお願いされて辞めることになったが、職員と仲良くなりすぎなければ普通に働ける良い職場だったんだろうなと思う。

 

東京都江戸川区の某事業所は本当に酷かった

本当に酷かった。

2019年の1月に一瞬お世話になった。

 

 

労働時間は9時~15時、実働5時間。

まず、雇うに値する人物かどうかを判断するための無賃労働が3日~1週間、フルで行われる。

俺は運良く3日で終わった(早く終わらせたくて超頑張った)が、この無賃労働が許されているのおかしいと思う。絶対普通に雇うべき。

 

で、就業してからも酷かった。

若い女性職員にタメ口で話される。このタメ口はフレンドリーなものではなく、言ってしまえば保育園児に向けるような話し方だ。

B型事業所も同じ空間で兼ねているので色々ごっちゃになってしまうのかもしれないが、あまりいい気分はしなかった。

仕事内容は今通っているところと同じ内職系なのに、対応が違うだけであんなにも不快な気分になるのかと今思い返した。

 

B型事業所も同じ空間でやっているので、突然奇声を上げる系の人がでか声で奇声を発したりしていて厳しかった。

あと、俺はADHDで時間を守るのが極端に苦手なわけだが、遅刻してしまった日は代表にかなり睨まれた。勝手なこと言ってるしほんとごめんだけどできれば笑って許してほしかったな。

 

というわけで雇用後2~3日で辞めた。人権が全然なくて耐えられなかった。

辞める電話をすると代表から「そんなんじゃどこ行ってもダメじゃん!」という最悪の言葉をいただいた。

遅刻をしてしまうので好きな時間に働ける仕事をすると言うと「へーあるんだ、そんな都合の良い仕事」と煽られた。

さっさと辞めて正解だったと思う。

 

俺がA型事業所をできれば避けたくなったのはここのせいである。

 

ちなみに、”そんな都合の良い仕事”にはウーバーイーツなどがあります。

 

A型事業所は当たり外れが激しい

北海道の某事業所での個人的恨みと江戸川区の某事業所のせいでA型事業所に嫌なイメージを抱いていたが、千葉の今通っているところは全く問題なかった。

このことから、A型事業所には当たり外れがあると言える。

 

ちなみにA型事業所で働くにはサービス受給者証的なものの申請が必要だが、これも県や自治体ごとにフローが異なる。

申請すれば交付前でも働ける式と、交付されて手元にないと働けない式があるのだ。

今までの俺の経験だと、

  • 千葉県某市→受給者証を申請したらすぐ働ける。
  • 東京都江戸川区→受給者証が交付されるまでは働けない。
  • 北海道某市→受給者証が交付されるまでは働けない。

こうだった。

 

ちなみに見極めの無賃労働に関しては

  • 千葉県某市→無賃労働なし
  • 東京都江戸川区→無賃労働あり
  • 北海道某市→無賃労働なし

こうなっていた。

 

こうして見ると、

  • 千葉県某市→無賃労働なし。受給者証を申請したらすぐ働ける。
  • 東京都江戸川区→無賃労働あり。受給者証が交付されるまでは働けない。
  • 北海道某市→無賃労働なし。受給者証が交付されるまでは働けない。

やはり江戸川区は大ハズレだったことがわかる。

今はまた変わっているかもしれないので最新情報は役所で問い合わせてほしい。(この情報を鵜呑みにしないでね!)

 

A型事業所にも色々ありますね。

 

まとめ:当たりを引くまで頑張ろう!

というわけでA型事業所のことをお話しした。

最初に行ってみた事業所があまり良くなくても他に良い事業所がきっとあるので、諦めずに自分に合うところを探すといいです。

 

ちなみにこれを書き始めた時は”今の職場”だった職場、この記事の件で引っ越ししたらここの給料では生活できなくなってしまったので泣く泣く辞めた。

でも本当に良いところなのでたまに顔を出して近況報告などしているし行けないと寂しい。良い場所に出会えたなと思っている。

今は単発派遣にもりもり応募しています。

 

では、お読みいただきありがとうございました。

 

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