先日、ジムでイキむ顔を見せたくないという記事を書いた。
人が怖くてどうしようもないという話。
だから私はこの度、買いました。
エアロバイクを。
これがとても体に合った選択だったので、今回詳細にレビューしようと思う。
ジムをやめた
私は、スポーツクラブを退会した。
外に出る力が湧かず、行かない日が増え、行ったら行ったで1日分の「やるべきことをやるための力」を消費してしまうらしく仕事が手につかなくなり困ってしまった。
ジムに行けばやるべき頭脳労働ができず、かと言って行かなければ筋肉が落ちていくのが分かるし、「今日も行かなかった」となんとなく自己不能感に蝕まれる。
有り体に言えば、月額7500円がもったいなくなった。
月7500円。
健康維持のための金額としてはまあ妥当だけど、行かなくなればただの無駄である。
7500円あれば本が5冊くらい買えるし。
当初はシャワールーム使い放題に魅力を感じていたが、入会から2カ月ほど経ったころの家族会議の結果、何故かシャワールーム使用が禁止になったのでシャワールームの夢は泡と消えた。
というわけで、スポーツクラブに行くメリットがなくなってしまったのだ。
でも、さすがに運動をしないわけにはいかない。
少しでも食べ過ぎれば翌日体中がむくみ、足が痛くなり尿が濁りだす不健康児は、運動だけは欠かしてはいけない。
だから買ったんだ、エアロバイクを。
突然ですが組み立ての様子をご覧ください
外箱。この状態で届いた。
開梱。
取説と電池とコースターが付いてきた。
IRONMAN CLUB
ネジ類。
組み立て開始。
真剣に組み立てを行う。
全ては順調かのように思われた。
組み立て開始から15分後。
キョロキョロ。
付属の六角レンチがなくなってしまった!!
~15分後~
あったーーーーー!!!!!
といった感じで、
えぐれ
つぶされ
怪我をしながらもなんとかエアロバイクは組み立てられたのであった―――
自室に移動させた。
みんなは作業用ゴム手袋とかしたほうがいいよ。
自宅ジム化計画
21000円台で買った。
よくよく考えてみたら、ジムでやることってトレーニングマシン数種とエアロバイクくらいで、そのマシンもだいたい腹筋・背筋・チェストプレス・ラッドプルダウン・レッグプレスくらいしか使わなかった。
ということは、腹筋ローラーとスクワットで筋トレはおおまかにクリアできる。ジムに行かなくても続けられそうな気持ちだし、実際続けることができた。ジムに行ったからこそついた良い癖だと思う。
腹筋ローラーは元々持っていた。
だから、エアロバイクだけ買えばよかったのだ。
外に出なくても動画見ながら運動できるとか最高。
買う前に簡単に計算してみたのだが、
21000÷7500=2.8
3カ月ジムを継続するのとほぼ同価格でエアロバイクが買えちゃうみたいだ。安いぞ。
置き場所と「エアロバイクなんか買ってもすぐやらなくなるんじゃないの~?」という配偶者からのプレッシャーにさえ勝てれば、かなり安く「自宅でジム」状態が作れる。
設備が全体的に安っぽくなってしまうのは仕方がない。致命的な欠陥さえなければいいくらいの心構えだ。
デスク付き
で、今回買ったエアロバイク(個人的にはサイクリングマシンと言いたい。かっこいいし)、なんとデスク付きである。
デスク付き。
完成画像を見ればすぐに分かるが、つまりこういうこと。
パソコンを楽しみながらサイクリングする人の絵
運動しながら頭脳労働までこなす。
こんな夢のようなことが叶ってしまうのがデスク付きエアロバイクなのである。
私が買った鉄人倶楽部というメーカー(名前がすごい)のものが、デスク付きで調べた限りでは最安だったと思う。
普通に考えれば、録画したテレビでも見ながら30分くらい漕げればよかったので別にデスク付きじゃなくても問題ないように思いがちで、デスクが付いていなければ1万円くらいで買えちゃうしと節約のため諦めてしまいそうにもなるのだが、そうじゃないってことを、ジムに半年通った私は学んでいた。
8000円台のシンプルで安いやつ。
こっちは1万円ちょいの折り畳み式。
デスク付きである必要性
さすがにチャリを漕ぎながらパソコンはしないまでも、デスクが付いていることで広がる選択肢がある。
例えば、私はニンテンドーSwitchを持っているが、Switchは本体を持ったままプレイすると最初はいいけどそのうち手が重たくなってきて、30分後にはものすごく疲れている。
1度きりならいいかもしれないが、毎日継続する上でこの重さは苦行と化し面倒くささに拍車をかけ、3日もすればSwitchかエアロバイク、どちらかをやめることになるだろう。
Switch本体は長時間持つには重い。
そこでデスクだ。
デスクにSwitchの画面を置いて、手にはプロコンだけ持ってプレイすれば……
疲れない!
久しぶりだったので充電が切れている。
見た目も非常にスマートである。それにプロコンはとても軽い。
プロコン。Proコントローラー。
プロコンプレイではジョイコンを外してプレイできるので、できることなら画面からジョイコンを外したかったが、久しぶりなのでやり方を忘れている。
ジョイコン。Joy-Con。
そろそろドラクエヒーローズをクリアしたい。
やっぱりパソコンも……
どうしても頭脳労働の進捗がダメになったとき。
サイクリングとパソコンを同時にできるという選択肢があるのはとても心強い。
なので、試しにパソコンを持ち込んでみた。
エンターキー大好きな人
おお。思ったよりは画面が揺れず、意外とできる。(ちょっとは揺れる)
なかなかいい。
打鍵も問題なさそうである。
普通に机やテーブルで作業した方が捗りそうなのは言うまでもないが、これをやっているとできる人みたいに見えなくもないので積極的にオススメしたい。
締め切りに追いつめられた人がちょっと手を休める言い訳にも使っていってほしい。
「選択肢があるけど選ばない」のと「選択肢がなく選ぶことができない」のとでは、実際に実行したものが同じであっても満足感は変わってくる。
だから私は多少値が張ってもデスク付きを選んだ。
いつでも選べる可能性を残しておきたい。
デスク付きエアロバイクの性能
正面から見たデスク付フォールディングバイク IMC-61
場所を取るし、運ぶときにそこそこ重かったのでスペースに余裕が無ければ買わない方がいいと思う。
私は「スペースがある」と言い張って無理やり買った。(スペース無かった)
ドリンクホルダーもある。
本やスマホを立てるのに便利な機能が付いている。
CDのジャケットを眺めながら運動することができる。
ペダル右。
ペダル左。
エアロバイクにはよくペダルにベルトがついているが、これはついていないタイプなので足は固定されない。
私はこちらのベルト無しタイプの方が好きだ。
というのも、高校生の時にバイト代をはたいて買った3万円くらいしたリカンベントバイク(ベルト付き)は、ベルトの長さ調節の穴が半年ほどで破けてしまったからだ。
破けて傷物になるくらいならいらないんだよ……。
負荷調整ハンドル。
私は負荷4で漕いでいる。
8まであるといえばあるが、8に設定すると性能の限界かスムーズに漕げなくなったので今後も中負荷で漕ぐことになるだろう。
中負荷とはいえ、数十分の継続が命の有酸素運動において不便を感じることはない。
30分も漕いでいれば余裕で汗をかく上、4でもそれなりに重たく感じるのは私に筋肉がついていないせいだろうか。
座席の高さを調節できる。
もしかしたら私の足が極端に短いだけかもしれないが、もう少し座席が下がったら嬉しいと思った。
限界まで下げた設定で足が届かないことはないが、浅めに腰かけないと漕ぎづらい。そういえばアマゾンのレビューにもこんな感じの意見があったが、まさか本当にそうだとは思わなかった。マジかよ。
私の身長は167cmなので、それよりも低い人はちょっと厳しいかもしれない。足がめっちゃ長ければ問題ない気もする。
漕げないわけではない。が、できれば、もうちょっと下がるようにしてほしい。
背の高い人には不満点が非常に少ないエアロバイクと言えよう。
シートの柔らかさ。
シートにはクッション性があり、30分以上座っていてもお尻が痛くならない。
この商品を選んだ理由のひとつである。
普通の自転車みたいな座席だと、座った部分がうっ血してきて終える頃には痺れているので、それは避けたかった。
硬すぎず柔過ぎず、良い塩梅のシートだ。
まとめ:健康になりたいね
精神健康には嫌でも向き合ってきたので、そろそろ身体の健康と見た目にこだわっていきたい。
ジムに通わず人にも会わず好きなことをしながら続けられるエアロバイクに、痛風と糖尿病の危機を救ってもらおうと思う。
まだどちらにもかかってはいないが、若いころからの習慣によって引き起こされる成人病をなんとしても食い止めたい。親族に痛風と糖尿病がいるからとにかく怖い。
ソフトクリームとか食べてる場合じゃない。
欲しいものを一通り手に入れたのであと数カ月は物欲に襲われずに済むだろう。
軽い運動をすると気分が良くなるので、本当に買ってよかった。このサイクリングマシンは絶対に物干しなんかにしない。
健康にのうのうと生き永らえようと思う。ハッピー!
(ジムの契約は2017年12月末まで継続される)
2019年5月23日追記
ちょっと見ない間にデスク付きエアロバイクが増えましたね。
折り畳み式含め色んな形があるみたいなので、自分に合った形を探してみてください。
最近毎日数時間自転車を漕いでいますが、とても足に効いていますし腹筋が付いたり背中にも筋肉が付いてシュッとしたりしています。
ダイエット効果もそうですが体力も付くので非常におすすめです。
※個人の感想です