こんにちは、飛び火です。
引っ越しました。
理由は、二階の異常隣人に毎日床ドンをされて買ったばかりの自転車を破壊され警察沙汰になり身の危険を感じたから。
色々ショックすぎてもう忘れてしまいそうなので、備忘録としてザーッと書き残しておこうと思います。
読みづらいと思いますが、よろしくお願いします。
木造アパート・2戸式
1年前に引っ越した。
そこは木造アパートだったが、2戸しか入っていない、上下階式の二世帯住宅のような造りだった。
2階には既に中年夫婦が入居していて、1階に自分が入居した形だ。
どこのとは言わないが、事件が起こった際に調べてみると、レオパレスの次くらいに音が漏れると悪評高い会社の建物だった。
そんな建物とは露知らず、「追い焚きもついていて良い建物だなぁ」「庭木も手入れされていて屋敷みたい笑」なんて呑気にはしゃいでいた当時の自分が哀れで仕方ない。
私のスペック↓
- 27歳独居女性
- 友達が週に2~3回遊びに来る
- インターネットで配信をする
意味深な引っ越しの挨拶
いざ引っ越しの日。
引っ越しのトラックを引き連れて建物前にやってくると、二階の奥さんが出てきた。
そして引っ越ししやすいよう自身の車を動かして駐車場を一旦貸してくれた。申し訳ないけどありがたいな、と素直に思った。
そして、挨拶をした。
飛び火「引っ越してきました〇〇と申します。今後ともよろしくお願いいたします」
奥さん「〇〇と申します」
そして、今思えば今回の事件の伏線になろう言葉が続いた。
奥さん「あの、この建物は1階と2階で音が響き合うんです。だから何かあったら言ってくださいね」
飛び火「あ、はい……」
なんとなく嫌な予感がした。
が、緊張もありその場では流して適当に挨拶を終え、駐車場を貸してくれたことにお礼を言い、引っ越しの作業へと戻った。
あの時、もう少し詳しく聞いておけば良かったのかもしれない。
管理会社から「生活音についてのお願い」が投函される
それから1年近く経ち、二階の話し声や足音やトイレやシャワーやシンク等の生活音を聞きつつ自分は友達と遊んだりしつつ何事もなく生活していたが、ある日ポストに少しクシャっとした1枚のA4用紙が入っていた。
「近隣住民様より【生活音】にご配慮ください」
これは2階の人が管理会社に苦情を入れたということだ。
あれ?うるさかったのか。申し訳なかったな。
それから、私は生活音を抑える努力をした。音を出さないように、心当たりとしては深夜は声を抑え、配信も声を抑え、友達と遊ぶ時も声を抑えるようにした。
その結果、これ以上は無理ですよというくらい静かになった。
ので、もしこれでもうるさいと感じるならもう集合住宅に住まないでくださいという感じだった。
しかし再び……?
しかしその1ヶ月後。
また投函されていた。
しかし今度は管理会社からのものではなかった。
いや、管理会社からのものなのだが、画像を見ていただこう。
お分かりいただけただろうか?
赤線が引いてある。
また、日付が3月のままである。
管理会社ならこんな雑なことはしない。
よってこれは、管理会社を通さずに2階の人が直接投函してきたものということになる。
だとすると名義詐称なのではないか?(管理会社の名義のまま投函されていたため)
その旨を一応管理会社に確認すると、合っていた。
「生活音にはもう気をつけている。今回は注意しなくていいがこのようなことが続くと困るので、次があれば2階の人に注意してほしい」
という旨を(もっと丁寧に)伝えた。
(2021.8.25追記 ドアの開閉に波線が引かれているが、正直心当たりがない。ドアは常識の範囲で閉めているしなんならトイレ以外は開けっ放しだったので、建物の構造の問題だと思う)
この管理会社には毎月管理費を3000円払っているので、住民間のやり取りには管理会社を通すべきなのだ。また、アプリがあり、そこから文章で伝えられるので便利だ。
建物の壁は薄いが、サービスは良いのがこの会社の良いところである。
自転車を危険な場所に勝手に移動されたことがある
あとこれは騒音とは別件だが、私は当時バイクと赤い自転車(ボロい)を所有しており、それらを建物前の自分の駐車場に駐輪していた。
それをある日、2階の人に自転車を勝手に動かされて、こちらへの確認なしに駐車場を荷物の搬出に使われるということがあった。
それはまあ構わないのだが、問題は動かした自転車を元の場所に戻さなかったことである。
バイクの直近真横に置かれてしまったので大変困った。風が強い日だった。倒れたらバイクに傷がつくが、どう責任を取ってくれるのか?
そういうことがあるのに2階の人だけがこちらに苦情を送るのはどうなのか?ていうか2階の人は喋り声とか早朝のシャワーとか水とか割とうるさい。
それも含めて管理会社にメッセージを送っておいた。
私の出す音は騒音ではなく生活音だった
管理会社からは、
「飛び火様の音は決して騒音ではなく普通の生活音だと判断いたしました。また、自転車の件を含め、次回があれば2階の人には伝えさせていただきます」
との返信をもらった。
集合住宅なのだから多少の音は仕方ないものである。
そうして、また1ヶ月を過ごした。
その1ヶ月の中で自転車を新調した。
長く乗れるよう奮発して良い自転車を買った。ずっとお下がりのボロボロのギアチェンジなしの自転車に乗っていたから嬉しかった。
2階からは床ドンのような音が頻繁に聞こえるようになってきており、話し声も日に日に大きくなっていった。
まただ!!!しかも今度は…
また投函された。
しかも
- 苦情の電話が来ているという手書きの文章
- 3月が斜線を引かれ5月になっている
- 赤線が前回と全く同じ揺れ方をしている
直筆のメッセージ付きだった。
朝仕事に出かける前に見たのでクラっときた。
さすがにあんまりかなと思った。名義詐称もいいところだし。
赤線が前回と全く同じ揺れ方をしている理由だが、カラーコピーである。
紙もクシャクシャでないし、何より赤線が印刷っぽくテカっていたので。
また投函しようと思って予めカラーコピーしていたのかと思うと怖いしなんか嫌だ。
管理会社に連絡した
さすがにもう黙っていられないので管理会社に連絡した。
投函のせいで具合が悪くなったので仕事は早退した。11時過ぎくらいだった。
「生活音にはもう気をつけている旨、また、自転車等私物を勝手に移動するようなことはやめてほしい旨を2階の方に伝えてください」
上記の内容をメッセージで送信した。
すると管理会社の担当の方から電話がかかってきて、「2階の方には電話します、あと今日伺ってお話をお聞きしたいんですが」とのことだったので快諾。
電話を切った。
次の瞬間だった。
ピンポン凸される
12時。
ピンポーン
誰だろうと思い出てみると、2階の夫婦だった。
投函した数時間後にピンポンに来るなんて怖い!
絶対出ない!
そう思い、出なかった。相手は2人だし。
ていうか、このご時世なのに2人ともマスクをしていなかったので普通に嫌だった。
すると、しばらく粘った後「いないのかなぁ」「いいよ、困るのは向こうだし」などと怒りながら隣の部屋へと帰っていった。(モニターで確認していた)
意味が分からなかったし怖かった。
床ドンラッシュ!
午後13時過ぎ。
管理会社の担当の方から「今2階の方に電話しました」という電話をいただいた。
管「自転車のことを話したら、『こっちは親切心でやったのに!それならもううちは何もしてあげないからね!』と怒ってしまってですね……」
飛「そんな、何のことかさっぱりです」
管「ですよね……。あと、生活音のことを言ったらもうすごい、ヒステリックといいますか、キーー!という感じで……」
そんな話をしていた時。
ドン!ドン!ドン!ドン!
ものすごい音が天井から鳴った。
床ドンされたのだ。しかも4連続だ。
私は怖くて取り乱した。
すると管理会社の人は「録音、録音してください……!」と言った。ので、そこにあったアイパッドで録音を始めた。
危険と判断されたのか来宅する時間が予定より30分早まった。
数分後、ドン!と大きい音が1つ録音された。
管理会社の人が来る
15時ごろ、管理会社の担当の人が来た。
遊びに来ていた友達にも同席してもらった。
担当の人は、あくまで中立でいなければならないんですが、と前置きした上で、
「たまにいるんです、自分の出す音は気にしないくせに人の音には文句をつける人」
と話してくれた。
そして「私個人の気持ちとしては、飛び火さんは悪くなく、2階住民さんがまあなんと言いますか、厄介、だと思います」と続けた。
少し怒りを抑えているようだった。
「ちなみに、2階住民さんによると隣の住宅の方から”『朝4時にシャワー浴びないでほしい』とうちに苦情が入ってる”とのことなんですが、朝4時にシャワー浴びられてますか?」
浴びています、と答えた。近隣住民の方に迷惑をかけていたのなら申し訳ないので改めます。ちなみに最近はやっていないです、と続けた。
飛「でもどうしても朝4時にシャワーを浴びなければならない時ってあると思うんですよ。そういう時ってどうしたらいいんですか?」
管「それは禁止ではないです。色んな生活リズムや予定がありますから、できる範囲で気を付けていればそれでいいんです。だからあまり気にしないでください。隣の住宅の方には私がお話伺ってきますので安心してください」
私と友達は管理会社の人を見送った。
「戸締りしてくださいね。何かあったらすぐ警察に連絡してください」
事態は私が思っているよりも深刻なのかもしれなかった。
管理会社の人が戻ってくる
ピンポーン
帰ったと思った管理会社の人が数分後に戻ってきて、玄関先で少し話すことになった。
管「結論から言うと、苦情は入っていませんでした」
飛「え?」
管「隣の住宅の方はおっとりした優しい方で、『シャワー?何のことでしょうか?ああ、もしかしてまた2階の人が何か言っているんでしょう?』と仰っていて……」
飛「ということは、2階の虚言?の可能性が高いということですか……?」
管「そういうことになります」
2階住民あたおか説が濃厚になってきた。
管「あと、外に出たらすぐに2階の方が出てこられて、自転車のことについて何か仰ってました」
飛「自転車?」
どうやら、最近新調した自転車が自転車置き場(駐車場とは別の場所にある)から風か何かで道路にはみ出していたらしく、それを定期的に元に戻してくれていたそう。確かに自分も一度直しているが、2階住民もそうしていたとは知らなかった。
なるほど、2階住民が自転車で怒っていた理由が分かった。
私が動かさないでほしいと言った赤い自転車(もうないけど一応注意してもらった)のことを、隣人は新しい自転車のことだと勘違いしたらしい。
それで、「せっかく元に戻してあげてたのに恩を仇で返すなんて!」といった感じで激昂しているらしかった。面白くないタイプのアンジャッシュじゃん。
ていうか人の自転車なんだからキレるくらいならほっといていいんですよ。
管「それで、『うちも色々音とか気を付けてたけど、もう何も気にしてあげないからね!あと何かにつけてうちもすぐ管理会社呼ぶから!』と叫んでお帰りになりました」
飛「え~……」
管理会社の人も首を傾げるしかなかったようで、困った顔をしていた。
私も大変困った。
そういえば当然だが、
↑これの『近隣住民の方から騒音の苦情の電話がきています』というのも嘘である。
どうやらマジでヤバイ隣人を引き当ててしまったようだ。
ここまでを粗くまとめると、
- 2階住民、逆ギレして床ドン連発
- 2階住民、虚言を投函
- 2階住民、勘違いして激昂
- 2階住民、今後音を出しまくる宣言
ちなみに、前の1階住民も警察沙汰にはならないまでも”騒音の苦情”を出されていたそうだ。
そういうことは重要説明の時に言ってほしいものだが、このケースだと微妙に義務ではなかった(隣人が原因で退去したわけではない)そうなので不動産屋の立場を考えると仕方ないかもしれない。
新しい自転車の周りをうろつく2階住民一味…
その後、今までよりも足音がめちゃくちゃうるさくなった2階住民。大層な有言実行だ。
夜まで耐えたものの、時々鳴るでかい床ドンには精神をやられた。
21時前。
外の自転車置き場では2階住民たちが私の自転車を取り囲み、何やらブツブツ言いながらたむろしていた。
友達がそろそろ帰るというので、ご厚意に甘える形で自転車を持って行ってもらうことにした。自転車をこのまま置いておくのはあまりに危険だ。
外に出た友達。
カーテンの隙間から見ていると、2階住民たちにすぐさま絡まれていた。
「お前はなんなんだオラ」
「お前の自転車じゃないだろ」
「家主を出せ」
「警察呼ぼうか?」
ノーマスクの2階住民たちに至近距離でにじり寄られていたので、パニックになった私は「呼ぶなら今だろ」と警察を呼んだ。「警察呼ぼうか?」はこっちのセリフだ。
友達は一言二言言い返しながら自力で脱出した。
自転車を押して帰っていく友達。
「ちょっと行かないでよ!」とかなんとか喚くノーマスクの2階住民たち。
私は警察が到着するまでの間、家の中で震えているしかできなかった。
自転車が壊された!
友達から切迫した様子で電話がかかってきた。
自転車がうまく動かないらしい。おかしいなと思って確認したところ前輪が激しく歪んでいたそうだ。
私は友達に怖い中自転車を脱出させてくれたお礼を言いつつ、友達が無事だったことがせめてもの救いだと思い、そう伝えた。
感情が追い付かなかった。
これは後で撮った証拠写真だが、
酷く歪んでいることがわかる。
買って1週間しか経っていない新品の自転車(40000円!)だった。
貧乏ながらものすごく奮発して買ったので、ちょっとショックすぎてよくわからなかった。
隣人は自転車に勝手に触ったりしていたので、どこかのタイミングで壊されたんだと思う(私物に触るなと言ったそばから触っていてヤバイ)。壊した証拠はないのであくまで憶測だが。
この日ほどワザップジョルノの気持ちが分かった日はない。
警察に事情聴取に来てもらう
警察が来た。
警察が来た途端2階住民(妻)が外に出てきてドア越しに「警察呼ぶぅ!?」と叫んできた。呼ぶだろ普通。
警察の人に事情聴取をしてもらった結果、自転車が何者かに壊された被害届を出すことになった。
ホテルに逃げ、そのまま友達の家へ
そして私は逃げた。
1週間は暮らせる荷物を鞄に詰め、2階が静かになったタイミングで友達に迎えに来てもらい、外に出た。
隣町のホテルに泊まった。とても自宅にいられるような状態じゃなかった。
次の日、新しい家の内見をし、申し込んだ。
その日からは友達の家(さっきの友達とは別)に泊まらせてもらった。
通える距離ではなかったので仕事は休んだ。
泊まらせてくれて世話までしてくれた友達にはここで心からの感謝をしておきたい。本当にありがとう。
引っ越しRTA
1週間後、家の審査が通ったので、自転車を救済してくれた友達に手伝ってもらい2階からの騒音の中引っ越しの準備をして、その2日後に引っ越しを完遂させた。
自転車を壊されてから引っ越しまで10日間の引っ越しRTAを完走した。
これで異常隣人からは完全に逃げられたことになる。
割と近くに引っ越したので見つかって嫌がらせされないか心配だったが、1か月以上経った今も特に何も起こっていない。
PTSDのようなものが今更来て抑うつ状態に悩まされているし、その影響もあり仕事も辞めてしまったが、命があって良かったと思う。
まとめ:異常隣人には気を付けよう!
というわけで、かなり読みづらかったと思いますが、これが私に起こった事件の一部始終です。
異常隣人に関しては物件の契約前に隣人情報を聞いてみるくらいしか対処法がないのが厳しい。ほぼ運ゲー。
私の入居した物件には2021年7月現在新しい人が入居しているみたいだ。
この人が2階住民のせいで退去すれば2階住民は強制退去させられるらしい。「今はリーチの状態です」と、退去立会時、管理会社の担当の方が悔しそうに言っていたのが印象的だった。
今の1階住民さんには申し訳ないが正直強制退去になってほしい。千葉県から追放されてほしい。
異常隣人から逃げろ!
異常隣人は危ないです。判明したらさっさと逃げましょう。
その時には、次の人のために「異常隣人のせいで退去する」旨を管理会社に伝えましょう。
以上です。
書き残せてよかった。
長いし読みづらいのにここまでお読みいただきありがとうございました!
集合住宅が怖くなって新しい家(戸建て)に引っ越した飛び火のTwitterはこちら↓
異常隣人はもうたくさんだ!と慌てて戸建てに引っ越したら3SLDK・100㎡であまりにクソデカすぎて困惑してる pic.twitter.com/2EkCfHcUoy
— 飛び火 (@tobihism) May 27, 2021
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