実写シミュレーション

ストーカーが男子大学生を拉致監禁するお話【実写シミュレーション】

更新日:

※この記事には一部暴力・犯罪表現があります。苦手な方はお控えください。あと、フィクションです。よろしくお願いします。

 

 

 

 

僕はダイスケ。21歳。

 

ちょっと抜けてるってよく言われるけど、まあどこにでもいるような男子大学生。

昨年彼女と別れてしまった傷心も癒えつつある。

 

さっきまでサークルのみんなと飲み会だった。

最近気になってるユカちゃんと隣になれたし、楽しかったな。

 

今はその帰り道。

下北沢の道を1人でだらだら歩いてるところ。

 

僕は下北沢のアパートに住んでる。

大学進学と共に東京に出てきて3年間、ずっと同じアパートだ。

結構良い部屋なのに家賃が安くて助かってる。

 

両隣がずっと空き部屋だから夜中に大きな音を出しても多少は平気なのもありがたい。

ん?そういえば最近左隣に誰か引っ越してきたんだっけ。

まあ気楽なことに変わりはないね。

 

東京での1人暮らしはバイトもしなきゃだから大変だけど、なんとかやってるよ。

ただ、家賃が安い分駅からのアクセスは良くなくて、今日みたいに遅くなっちゃった日は結構歩かなきゃならない。

 

 

何もせずただ歩くのも退屈だし、インスタのストーリーでも撮ろうかな。

 

 

 

パシャ

 

……。

 

 

 

もう1個撮ろう。

今度は動画……っと。

 

……。

 

 

 

これでよし。

 

 

 

あ~、飲み会じゃあまり食べられなかったし、お腹空いちゃった。

飲み会って楽しいけどどれだけ食べても心が満足しないよね。

王将で餃子定食でも食べようかな。

 

 

 

 

餃子2人前に麻婆豆腐もつけちゃった。

毎日じゃないからいいよね!

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

ふ~、おいしかった。

 

ついでに明日の1限のレポートやってたら遅くなっちゃった。

そろそろ帰ろ!

 

 

 

……と思ったけどちょっとだけツイッターしちゃう!

 

 

 

 

 

深夜のタイムラインはやっぱり過疎ってるな~。

僕しかいないや。

 

……。

…………。

 

 

帰るか………。

 

 

スタスタスタスタ(スタスタスタスタ)

スタスタスタスタ(スタスタスタスタ)

 

 

……。

 

おかしいな。足音がする。

 

 

スタスタスタスタ(スタスタスタスタ)

スタスタスタスタ(スタスタスタスタ)

 

 

つけられてる……!?

 

 

スタスタスタスタ(スタスタスタスタ)

スタスタスタスタ!(スタスタスタスタ!)

 

 

ピタッ(ピタッ)

 

 

 

「誰かいるんですか!?」

 

 

 

 

夜中なのに結構大きな声を出してしまった。

怖い。

周囲を注意深く観察した。

でも誰もいない。

 

 

 

 

振り返った。

やっぱり誰もいない。

なんなんだ。怖いな。

 

気をつけて帰ろう。

そう思って、前に向き直った。

 

 

 

 

 

!?

 

 

 

人がいる。

どうしよう。

人がいる。

 

 

 

 

 

こっちを見てる?

こっちに来る?

やだ、なんで?

 

 

 

 

近づいてくる。

本能が逃げろと叫んでる。

でも身体が金縛りに遭ったように動かない。

声も出せずに、近づいてくるその人の目を見つめてる。

 

 

 

 

 

 

「あ……あ………………」

 

 

 

 

 

 

 

目の前まで来て、

 

僕の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

……。

 

…………。

 

……………………。

 

 

 

 

はっ

 

 

 

ここは……?

 

 

 

 

 

 

いつもの天井だった。

 

そうか、昨日僕は飲み会に行って、王将に寄って、それから怖い人に迫られて……

 

ウウッ 怖い。思い出したくない。

 

よく分からないけど、家に帰ってきたんだ。

いつものパジャマを着てるし、いつもの布団だし、それに……

 

カチャ…

 

え?

 

 

 

手錠……?

 

 

 

これは一体どういう――――

 

 

 

 

 

「うわっ!!!!!」

 

 

 

昨日の人がいた。

 

 

なんで僕の部屋に!!!!!!

どうして!?なんで!?!?

これは一体なんなんです……ウッッ!?

 

 

鈍痛。

 

腹部に重い打撃を受け、僕の意識は深い闇へと落ちていった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

私はユカ。21歳。

大学生。ちょっと奥手。

 

所属してるサークルに好きな人がいるんだけど、最近全然来なくなっちゃったの。

連絡するのは緊張するけど、でも心配だなあ……。

 

 

う~~~~~ん……

 

 

よしっ!

 

勇気出してDM送っちゃおう!

 

 

 

これでよし、と。

あ~~緊張するなぁ。

 

ピロン♪

 

あ、もう返事来た!!

 

 

 

 

よかった、なんともないんだ!

 

 

 

ひとまず安心……!

でももう少し詳しく聞いてみよう。

 

ピロン♪

 

あ、また!

だいすけくん、夜中なのに返事早くて嬉しいな……♡

 

 

 

 

……えっ?

 

だいすけくん……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ダイスケの姿を見た者はいない。

 

 

 

 

そう、ただ1人。

 

これを書いてる私を除いてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※この話はフィクションです。ストーカー・拉致・監禁は犯罪です。絶対にやめましょう。

  • この記事を書いた人

飛び火

少食です。

-実写シミュレーション
-, ,

Copyright© トビヒズム , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.