お世話になっております、飛び火です。
今日はリーマス(炭酸リチウム)は太るのか?について、現在リーマスを飲んでいる僕が体験談として話していきたいと思います。
あくまで個人の感想なので全員に当てはまるわけではありません。
一患者の体験談として読んでいただければ。
リーマスを飲んでも太らなかったし逆に痩せた件
双極性障害なので、気分の上下を抑えるために精神科でリーマスを処方してもらいました。
結果的にタイトルの件になったのですがもう少ししたら詳しく書きますね。
僕が飲んでるリーマスはこれです。↓
最初は200mgを1錠出してもらっていたのですが、様子を見つつ途中から2錠になりました。
血中濃度を測るとちょうど良い感じで、その後数回測ってもその度ちょうど良い感じだったので今は200mgを2錠で安定しています。
リーマスを飲むと太るのでは?と心配していた
精神科の薬って飲むとやたら太ったりやたら性欲が増えたりするイメージがあり、先生からリーマスが処方された時は正直何かしらの悪影響を覚悟していました。
「絶対太るだろ……」
と思って検索したら案の定「リーマスで20kg太った」「リーマスで体重が増えて辛い」「食欲がバカみたいに増えた」など恐ろしい口コミの数々。
僕自身、昔リスパダールを多めに処方されていた時期は恐ろしい食欲で、3カ月で10kgくらい増えた記憶があります。
「あーこれは。終わったな……」
どうにか食欲が増えませんように。
どうにか体重が増えませんように。
どうか太りませんように。
そう祈りながらリーマスを1日1錠ずつ飲む日々でした。
しかし……
なぜか食欲が減った
なんか食欲減ったんですけど!?!?!?!?!?
えーっ リーマスって普通食欲が増えるんじゃないんですか……。
なんか普通の人間程度の食欲になっちゃって拍子抜けなんですけど……。
それまで僕が食べていた量※は今思えば本当に異常だったのですが、普通の人間が食べるサイズの料理で満足できるようになってしまいました。
※それまで僕が食べていた量↓
ここ2〜3ヶ月で作った"""精神が終わった者の食事"""見て pic.twitter.com/NRJoo41QHQ
— 飛び火 (@tobihism) April 11, 2019
これ恐ろしいことに右下のパフェ以外全部1人で食べてるんですよ。
さすがに毎日これではなかったですけど、これに近い量を毎日食べてました。しかも何の違和感も持たずに。
1錠のみの服用の時点でこういった異常食欲は消えました。
リーマスの服用量を2倍にしたら食欲がもっと減った
年末年始。1人で過ごすのがすっごく辛くてめちゃくちゃ具合悪くなったことを年明けに主治医に伝えたらリーマスが2倍に増えました。
すると……
もっと食欲が減りました
リーマスが太る説、どうやら僕だけに関して言えば否定されました。
ネットで検索した感じだと太ったという意見以外ほぼ見なかったのでもしかしたらレアケースなのかもしれないですね。
これは1つの仮説ですが、僕はストレスが酷い時や躁状態の時のストレス解消を食事でなんとかしていたので、気分の上下が減ったことでそれが抑えられたのかな~なんて。
それか、薬の副作用が出やすい体質なので軽~い「リチウム中毒」になってしまっているのか。まあこの辺は素人の憶測です。専門家がちゃんと検査しないと分からないことなのでこれ以上はノータッチにしておきましょう。
とにかく、食べられる量が一般的な人が食べる量よりもさらに減り、本当に小食という感じになってしまいました。
リーマスのおかげで食欲が減ったメリット。順調に痩せられている
おかげさまで脂肪を減らせているので見た目が良くなってきています。
ありがたいことです。
太っていると毎秒悲しくなってそれだけで鬱になってしまうので、見た目が整っていることは(少なくとも僕にとっては)大事なことです。
食べる量が減ったので食費も浮いて助かってます。
まあ必要最低限の量を食べることも厳しくなってきているのでそれはちょっと良くないのかもしれませんが。
体重に関してはリーマスを飲む以前のMAX時よりも6kgほど減っており、これは今まででは難しかったと思います。ちゃんとバイク配達の労働に出ながらこの減り方なので。
BMIは20を切ることができました。
リーマスで食欲が減ったメリットまとめ
- 痩せられている
- 見た目が良くなって嬉しい
- 食費が浮いている
- 食べなくても気持ちは平気
- あまり食べなくても労働ができる
リーマスで食欲が減ったデメリット。食の喜びが消えた
デメリットもあります。
食べ物を「おいしい」と感じることが減りました。
今までが異常だったということもあるのですが、食べ物を口に入れるだけで幸せだったのが皆無になりました。
「食べられること自体への喜び」のようなものが消え、食事の拠り所が味だけになり、しかし1人暮らしでは味の良いものも特に食べたいとは思わないので普段の食事が面倒くさくなりました。食への意欲がほぼなくなりました。
SNS依存が悪化
さっきの話に戻りますが。ストレスを食で解消しようということにならなくなったので、結果1人の時間を楽しむことが難しくなりました。オタク趣味が特になくなってしまったのでTwitterくらいしか趣味がない状態。結果SNS依存が悪化。
まあ食べ過ぎも良くなかったのでどっちもどっちですが、どんな食べ物でもおいしく食べられるということは素晴らしいことなのだなと。
偏食化
最近は結構偏食で、おいしくないものは食べられなくなりました。おいしくないとどうしても完食できない。
昔はよく食べ物を残す人を見て「甘えんな」と思ったものですが、今なら分かります。食べられないものは食べられない。無理。
今まで心の中でムカついててごめんね、やっと理解できました。また1つ人に優しくなれた。←これはメリット!!
おいしいと感じられるものを厳選して食べているので、お金のことを考えると安くておいしいものに偏るので偏食気味です。主に納豆とかヨーグルトとかバナナとか食べてます。あと味噌汁とかプロテインとか……。
もちろん頑張って意識して野菜や卵や肉類などバランス良く摂るようにしていますが、限界は感じています。
体力は若干減ったかもしれない。
味覚の逆行現象
食べる喜びが消え、食事に関しては味覚オンリーになったのでおいしいものをよく噛んで味わえるようにはなりました。ゆっくりと(ダラダラととも言う)食事するようになりました。
しかし、お店や人の手料理など本当においしいものを食べるとさすがにめっちゃ感動しますが、そうでない場合の味覚が、リーマスが定着してきた今いよいよ機能しなくなってきた。(あと外出自粛でそういうものに触れられる機会がかなり減った)
自炊の意欲も落ちたので、逆に野菜をまるごとかじるなどもし始めました。
食事というよりもはや摂取。
ちなみにこれは水菜です。
リーマスで食欲が減ったデメリットまとめ
- 「おいしい」という感動が激減
- 間接的にSNS依存が悪化
- 偏食になりがち
- 栄養偏りがち
- 食事が面倒になる
- 体力がちょっと落ちる
- やがて野菜を丸かじりするようになる
結論:リーマスでは太らなかったけど食欲があるに越したことはない
僕のケースが特殊なだけなのかもしれないのでリーマスで太ることを心配している人のアンサーにはならないですが、太らなかったし食欲が減った人もいるよ~というレポート記事でした。
デメリットの方が多く書いてしまいましたが、僕は太ると鬱になるし卑屈な性格になってしまうので痩せてきているという部分でかなり救われています。
書き忘れてましたがリーマスを飲み始めたのは2019年の12月で、2020年1月から増薬です。
それから2020年4月9日の現在に至るまで毎日欠かさず飲み続けています。
あと単純な薬の効果についてですが、リーマスを飲んでいても気分の上下がないわけではないし鬱状態にもなるけれど、躁に関しては比較的悪化せずに済んでいそうです。
普段よく接する友人に聞いてみましたが「前はテンションが高くなりすぎておかしい時があったけど、薬飲んでからなくなったよね」とのこと。お薬ありがたいです。
個人の感想です。
というわけで、リーマスで食べる量が減ってかなり良い面が多いけれど食べる喜びが減ったのはちょっと寂しいね、食べられる人はその喜びを噛みしめようね!というお話でした!(雑)
お読みいただきありがとうございました。
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精神の具合悪さと戦ってたり食べ物の写真を上げてたり自撮りしてたりします。
それでは、失礼いたします。
↑こういうもので栄養不足を補いたい
※この記事は個人の感想です。専門家の言うことが絶対なので専門家の意見を優先してください。あとこの記事を読んだことによる如何なる損失も筆者は責任を負いません。あと、リーマス(炭酸リチウム)は適正な量以外で飲んでしまうとリチウム中毒で大変なことになるという噂があるので決してODしないでね。