こんにちは、佐々木かえでです。
ランチパスポート十勝2017が本日8月25日に発売になりました。
十勝版としては今回で3冊目となるランチパスポート、ランパスと略されるなどそろそろ十勝の民にもお馴染みになってきた感がありますが、気になりつつも未だ手を出したことがないという人もいることでしょう。
そんな人のために、ランチパスポート十勝を過去の2回とも律儀に購入して使用した私が、
- ランチパスポートのメリット・デメリットは?
- ランチパスポートはどんな人に向いているのか?
- ランチパスポートを買わない方がいい人は?
- ランチパスポートを使う際の実際の手順と注意点は?
これらの疑問に真摯に向き合いお答えします。
なお、個人の感想ですので全ての人にあてはまるものではないことをお断りしておきます。
それでは順序良くまいりましょう。
Q.ランチパスポートのメリット・デメリットは?
まずメリットから。
- 一食500円なので気軽に色々なお店に行ける。気軽に外食できる。
- ランチパスポートを店員さんに見せて「ランチパスポートお願いします」で注文できる。
- ランチが通常価格より最低200円、お店によっては796円値引きされる。(例:ピノキオのオムライス1080円→500円だと580円の値引き)
- 「ランチパスポート」なのに夜も使えるお店がある。夕食が外食で500円は安い。
- 単品でも500円を超すのに、さらにサラダやドリンクがついてくるお店があったりする。
- ランチパスポートに載ってたから行ったのをきっかけにお気に入りのお店を開拓できるかもしれない。(お店の人のねらいはたぶんこれ)
- カレー・ラーメン・オムライス・豚丼を始めとし、ハンバーガー・焼肉・フードクレープ・うなぎの白寿司など多種多様なメニュー。
- 200円引き(700円→500円)のお店を選び続けたとしても、6回目でランチパスポート(1058円)の元が取れる。最短は2回目で取れる。
- テイクアウトできるお店では、買って家や車の中で食べることができる。
まだあるはずですが、この辺にします。
続いてデメリット。
- 1つのお店につき3回までという回数制限がある。
- ”ランチ”パスポートなので、多くのお店が11時~14時までなどの利用可能時間を設けていて、時間外だと使えない。
- 土日祝日は使えないお店が多い。
- 「ランチパスポートは1日○食限定」の制限のあるお店は即完売してしまうのでかなり早く行かなければならない。
- 定休日・対応メニュー・禁煙喫煙・利用可能時間制限・1日○食限定など制約が多いため、人によってはどこに行くか非常に迷う。
- ランチパスポートを店員さんに見せるとき、人によっては恥ずかしいと思うかもしれない。(過去2冊、私は何故かちょっと照れた)
- 超混む。人気店なんかは人が殺到するので利用可能時間開始から到着が遅れると並ばなくてはならないことがある。(そして並ばなくていいお店を求めて色んなお店をあたっていくうちにランチタイムが終わる)
- 「ランチパスポート、買ったんだから行かなきゃ……」という強迫観念に駆られてかえって行かなくなるタイプの人間もいる。
- ランチパスポートを買うと、ランチパスポート掲載店以外に行くことに抵抗・罪悪感を感じる場合がある。
- 3か月間は長いようで短い。
頭を絞ればもっと出ますが、非常に偏った意見になるのでこれくらいにします。
メリットは違う角度から見るとデメリットであったりするわけです。
ハマる人にはハマってかなりお得できるし、ハマらない人はパスポート代1058円を無駄にして終わります。
では、ランチパスポートはどんな人に向いているのでしょうか?
Q.ランチパスポートはどんな人に向いているのか?
ランチパスポートが向いている人は、ズバリ、元々よく外食する人です。
具体的チェックリストとしてはこんな感じ。
- お昼休みはいつも職場から出て外食している
- カフェが好きでよく行く
- 個人経営のお店が好きでよく行く
- ラーメンが好きでよくお店で食べる(ラーメン屋さんが比較的多く掲載されてます)
- 初めて行くお店でも大丈夫、余裕で行ける、むしろ開拓したい
- 喫煙する・喫煙のお店でも大丈夫(カフェが多いので、喫煙可のお店が多くなってます)
元々毎日のように外食する人なら、毎日のことなので単純に食費が浮きます。お店選びも楽しく感じられるなら完璧です。
「○食限定のお店は利用可能時間開始時刻ちょっと前めがけて行く」など、お昼休みの時間に多少融通が利く人なら尚更おすすめです。
毎日同じものを食べるよりは色々なもの食べた方が栄養バランスも改善します。
上のチェックリストにあてはまる人なら、買わない理由は無いでしょう。
Q.ランチパスポートを買わない方がいい人は?
逆に買わない方がいい人は、自炊メインでたまにしか外食をしない人です。
他にも項目があるのでチェックしていきましょう。
- 職場に毎日お弁当を持っていく
- ご飯は基本家で食べている
- 外食はたまのごほうび
- ランチにお金はかけられない(節約派)
- タバコの煙が苦手(妊娠中・授乳中の人など)
- お店選びで悩みすぎる
- 個人経営のお店が苦手なチェーン店大好きパンマン
- 極度の恥ずかしがり屋
500円とはいえ、1カ月に22回食べたとして11000円です。普段から節約のためにお弁当を持っていく節約派の人は買わない方がいいです。
あとは、外食が月に1~2回程度の人。「ランチパスポートを買ったからたくさん行くんだ♪」という人は良いですが、ランチパスポートを買ってなお「でも自分で作ったら/カップラーメンなら500円もかからないな……」と思うタイプの人は買わない方がいいです。
喫煙・禁煙問題
タバコが苦手という人も苦労します。お店定休日・使用可能曜日一覧表が目次のような形で最初の方のページにあるのですが、その表には喫煙・禁煙欄はありません。
「あっこのお店今日ランパスやってる!」
となっても、そのお店のページに行くと喫煙店だった……。ということもあり、妊娠中・授乳中の人なんかは大変歯がゆい思いをする可能性があります。タバコの煙を気にする人はいちいちお店のページを見なくてはいけないので、お店を決めるのにとても時間がかかってしまいます。
「喫煙なのか禁煙なのか分煙なのか」という情報も表に入れてほしいな、と心から思って3冊目です。
私自身はそこまでそこまで気にしないのです(吸わない人間なのでもちろん禁煙が嬉しいです)が、ものすごく気にする人と一緒に行く機会がとても多いのでかなり消耗しました。
「喫煙可だから・分煙だから行けないね」となって、結局選ぶことができなくて無駄にドライブだけするなど、まあランチパスポートに限ったことじゃないんですけどね。
元を取っただけならむしろ損している問題
問題:普段あまり外食に行かないBくんがランチパスポートを買いました。しかし、Bくんはランチパスを買ってもやっぱりあまり外食に行かなくて、パスポートを使ったのは3か月間で合計3回ほどでした。ランチパスポート代ぐらいは値引きされたのでなんとかトントンにはなりましたが、Bくんはモヤモヤしています。何故でしょうか?
答えは、元を取っただけじゃ圧倒的に損だからです。
理由はランチパスポートの制約にあります。
- 行けるお店の制限(掲載店80店舗のみ)
- 頼めるメニューの制限(基本的に1店舗1メニューのみ)
- 利用可能時間の制限(お昼の時間だけのお店が多い)
- 1日○食限定だとせっかく行っても完売していて、正規の値段で食べなければならないこともある。
- 行きたかったのに土日祝はランチパスが使えない
など、制限がありまくるのに、Bくんは100%好きなメニューを好きな時間に食べられたでしょうか?どこかでお店やメニューや時間帯に妥協しなかったでしょうか?
元を取っただけでは、お店とメニューに自由が無かった分損していることになります。
ランチパスポートを買わなければ、Bくんはその分のお金で、自分が心から行きたいお店に好きな時間に行って、1番食べたいメニューを選ぶことが可能でした。
外食の絶対数が少ない人や、行くお店にこだわりがある人は絶対に買わない方がいいです。ランチパスポートを買わないことで自由を手にしてほしい。
特にこだわりがなく、行ったことのないお店にたくさん行きたい人にはとても向いているランチパスポートですが、条件が合わない人にはとことん合わないのもランチパスポートです。
※お分かりでしょうが、私は過去2冊は買って損したタイプです。今回は毎日のように行く予定なので何も問題はありません。食事の用意と茶碗洗いの手間がなくなるの最高です。
Q.ランチパスポートを使う際の実際の手順と注意点は?
ランチパスポートの使い方は簡単です。
- お店に入って
- 店員さんにランチパスポートを見せて
- 「これください」と言って
- そのお店のページにハンコを押してもらう
これだけです。
言い方やランチパスの見せ方はそれぞれ好きなようにやってもらって構いません。
- ランチパスポートを使用する旨を店員さんに伝える
- そのお店のページに判を押してもらう
大事なのはこれらです。これらだけはきっちりやりましょう。
また、1日○食限定のお店などは「今日ランチパスポートまだやってますか?」と入り口で一声かけてみるのも有効です。
もしも終わってしまっていたら、そのまま回れ右して帰りやすいです。
私は不安症なので○食限定ではないお店でもまず入り口でランチパスポートを見せて店員さんに訊いてます。
せっかくランチパスポートを使えるお店で正規の値段を払いたくないですから。(執念)
ランチパスポートまとめ
ランチパスポートは合う人と合わない人がいるので、自分の生活スタイルや性格に合わせて買うか買わないか決めてほしいです。
また、この記事はあくまでわたしの主観によるものなので、あまり信用しすぎないでください。
この記事で「買わない方がいい人」としている人物像と自分がドンピシャだからといって、「じゃあ絶対に向いてない」というわけではないですので、買いたかったら何が何でも買ったらいいです。
ランチパスポートって、あまり食べに行けないと最初から分かっていても、買うと何故か所有欲が他の物を買うよりも勢いよく満たされるんですよねえ。
たぶん夢を買ってるんです。
宝くじと似たようなもので、「当たったら1000万」みたいに、「毎日食べたら○万円も得できる」という夢を買ってるんだと思います。含み益的な。
色々書きましたが、今回はバリバリ使おうと思っているので、健康に気を遣いつつ楽しいランチパス生活を送ろうと思います。
余談
ほとんどのお店が「予約しないと買えない!」と煽っていましたが、発売当日の今日、普通に店頭に山積みになっていて笑いました。
少なくとも完全受注生産ではなかったっぽいですね。「予約しないと買えない!」はさすがに煽りすぎですね。
まあ絶対に欲しかったので予約しましたけど。
ランチパスポート発売日です。早めのご予約してたので買ってきます。
— 佐々木かえで@帯広十勝 (@_sasaki_kaede_) 2017年8月25日
あ、そういえば訂正があるみたいです。
メモメモ。サンドウィッチのテイクアウトうれしい。 pic.twitter.com/oZivBZOLjk
— 佐々木かえで@帯広十勝 (@_sasaki_kaede_) 2017年8月25日
※あくまで個人の感想です。参考にし過ぎないでください。