お世話になっております、飛び火です。
今回は「どうしてもつらくて仕事や学校に行けない自分を許す方法、肯定する方法」について、数々の人生向いてない要素(双極性障害(躁鬱病)や特定不能の解離性障害、発達障害、パニック発作、ADHD、HSPなど)を持つ筆者が話していきます。
まず最初に言いますが、鬱やその他諸々の心の病で、または何も診断されていなくても、どうしてもつらい日に仕事や学校を休むことは全く悪いことではありません。
そういった前提で話を進めていきます。
よろしくお願いします。
心がどうしてもつらい時に仕事に行けないのは当然のこと。自分を責めないで。
筆者は精神障害者です。
筆者の精神障害者保健福祉手帳(2級)
精神障害者保健福祉手帳を取得しているガチの障害者。
社会で生きていくことにめちゃくちゃ苦労しています。
その根拠の1つに「よく仕事を休んでいる」があります。
今の仕事はバイクでの配達業(シフトなし・出勤自由・個人事業主・現在は激鬱で休業中)なのですが、それはもう本当によく休んでいます。
心がつらい。視界がぼんやりする。どうしても布団から出られない、出る気力も体力もない。息が苦しい。
こういったどう考えても健康には程遠い症状がよく出るんです。
こういうとき、無理やり仕事に出ると良いことがありません。
以前は生活のために無理やり仕事に出ていたのですが、注意力がカスの状態で運転することで何度もバイク事故(何もない道で単独で転ぶ)を繰り返しました。
結果めちゃくちゃ怖くなり、無理に仕事に出るのはやめました。
無理だと悟りました。気を付けていても転んでしまうのマジで怖い。めっちゃ危ねえ……。
これ、全部自分だけで転んでいるだけの事故だったからまだ良いですけど、
「もしも他人を巻き込んでいたら、人を轢いていたら、事故死していたら……」
と考えると本当に怖い。
自分、そして市民の命を守るために仕事を休むという選択がこの世にはあります。
なので筆者はめちゃめちゃ節約して生活しています。(お金が全然ない!)
会社に勤めている場合の欠勤について
あまり会社に勤めたことがなく断言できるような経験がないので、過去に5回、パートや派遣やバイトをしていたときの話をしますね。
欠勤はあまりしませんでしたが、心を病んで辞めるということは繰り返しました。
以下、仕事を辞めたおおまかな流れ集です。
クリーニング工場のパートで自殺未遂
高校2~3年生の頃、筆者はクリーニング工場で主婦の方々と一緒に最低賃金で週5パートをやっていました。
そこで、ごく一部の意地悪な人にいびられてしまい、だんだん精神が悪くなっていきました。
「辞めたい」と両親に話しましたが、毎度「もう少し頑張ってみよう」と返ってくるので、ほぼ休むことなくパートを続けました。
結果、自殺未遂をして、適応障害の診断で精神科に2カ月入院しました。
それまではASDと診断されているだけのただの発達障害者でしたが、ここで明確に二次障害を発症したメンヘラの精神障害者になりました。
ここから、筆者の人生がさらに難しくなりました。
豆選別の派遣で特定不能の解離性障害を発症
高校卒業後に豆選別の派遣をやりましたが、ほぼ休むことなく週5~6で無理して働いた結果3カ月で精神が破たん。
新たに病気(特定不能の解離性障害)を発症し精神科に入院。そのまま派遣を辞めました。
障害者就労継続支援A型でパニック発作が出る
表向きはパン屋の障害者事業所でほぼ休むことなく週5で働くも、2カ月で精神が破たん。
息が苦しくなり手足が痺れ頭がくらくらするなどの症状が出て、とても通えないためしばらく休んだのち辞めました。
障害者就労継続支援A型(その2)を方向性の違いで辞める
同じく障害者事業所(今度は軽作業)。
あろうことかスタッフの人たちが利用者に対し幼稚園児を扱うように接しており、「このまま通うと精神がやられる」と直感が言っていたので、本採用になってから2回だけ通所したところでしたが病むよりはマシ!と思い辞めました。
辞めて正解だったと思います。
辞めると伝えたときに「そんなんじゃどこ行ってもダメだよ」とかいう呪いの言葉を放ってくるような事業所は。
大手ピザデリバリーを辞める
もしかして障害者用よりも普通のバイトの方がいいんじゃね?と思って応募してみた履歴書不要の大手ピザ屋さんでデリバリークルーとして採用。
やったー!と思い勤務してみると初日こそ良かったものの、何もしていないのに店長から理不尽に怒られたりしてめちゃくちゃ怖い。
3回目くらいから、バイトに行く日に布団から出られない症状や、準備が終わったのに遅刻ギリギリまで家の玄関に座り込んでしまう不登校みたいな症状、喘息の悪化などが出たので「このまま続けると精神が破たん!」と思い7回ほど働いたところで「ごめんなさい!喘息でドクターストップです!(要約)」と伝え辞めました。
辞めて正解だったと思います。
辞めた次の日には喘息が嘘のように良くなっていたので。
あのままだと絶対にまた精神が破たんしていました。(元々破たんしているのでこれ以上破たんすると本当の終わりになる)
それから、UberEatsを休み休み1年以上続けている
配達自体は得意だし好きであることがわかったので、現在の仕事(UberEats)を始めました。
シフトがなく出勤自由なのでつらい日は誰に連絡することもなく休んだり、現在のように精神状態に応じて長期休業したり、仕事によるストレスはなんとか逃がせていると思います。
いつでも好きなときに休めるという環境なら完全に辞めることにはならずに済むのだと知りました。
これらの経験から筆者が出した結論
身体や心を壊してまで働く必要、なくね?
最初のクリーニング工場のパートのことを本当に後悔しています。
こんなことになるくらいなら親の言うことなんか聞かないでさっさと辞めればよかったんだ!
幸い今の日本はお金がない人や働けない人、障害のある人を助ける制度が整っています。
本当にダメになっても、市役所などで相談して然るべき手続きを取れば死ぬことはありません。
「得体の知れない恐怖」と化してしまった労働に闇雲に挑むより、しっかりと休み、しっかりと医療にアクセスし、しっかりと服薬やカウンセリングなどの治療をし、万全の状態で労働、そして人生をやった方が幸福だと思う。
福祉は病んだ人が再起できるように応援してくれるので、まずは2日くらい仕事を休んで、1日目は静養、2日目は役所に行って福祉課に支援制度などの相談、などをしても良いのではと個人的には思います。
無理なときは無理!
働けないのに無理して働くというのはとにかく無理なので、もう休むしかないのでは……。
良いとか悪いとかではなく「だって無理だから仕方ない」ということにして、とにかく何も考えないようにして休んだ方がいい。
完全に辞めちゃうのと1日2日「体調不良」で休むの、企業にとっては前者の方が損失な気がするのですがどうでしょうか?
いいから寝ろ!寝れないならボーっとしろ!
「行かなきゃ……ああでも、でも……」
「行けなかった……こんなんじゃ社会人失格だ……ああでも、でも……」
と動けなくなっているあなた。
限界ですよ。
不登校は良いとか悪いとかでなく「仕方がないこと」
続いて、学校を休んでしまうことや不登校について。
中学校3年生のとき、筆者は不登校になりました。
いじめられていたとかではありません。クラスのみんなは優しかったです。
しかし、教室の音や飛び交う噂話、クラス30人がそれぞれの意思で動き回る環境にひどく疲れてしまい教室にいられなくなりました。(HSP的な症状だと思います。筆者のHSPの度合いについてはこちらの記事で少し書いています。)
それでも1年ほどは誤魔化しつつ通っていましたが、ある日、準備をして学校の指定ジャージを着てカバンを持って、玄関でうずくまったまま静止しました。
そこから完全な不登校になりました。
「不登校になって良かった?それとも後悔してる?」という質問が定期的にインターネット上に出ます。
それに筆者が答えるとすれば、「良かったも悪かったもない。仕方なく取るしかなかった行動だ。だから後悔とかいう話にもならない。そして当時はそれが最良であり唯一の策だった」です。
選択的に「行かない」とする人もいるでしょうが、「行けなく」なってしまうことについて後悔も何もあるわけがないんですよ。
本人に選択肢などありません。どうやっても身体が動かないのですから。
学校に向いてない人だっている
努力とか根性とかでなんとかできる問題って意外と少ないです。
頑張ってもできないことの方が多いです。
超極端な例を出せば、この世の全員がプロピアニストになれるわけじゃないし、芸人を志した全員が売れてるわけじゃないですよね。
あと宇宙飛行士なんかだと、生まれ持った視力など身体的素質だけでもかなり多くの人が弾かれてしまいます。
宇宙飛行士になれる人は少ない
なら、そもそも素質的に学校に向かない人間もいるんじゃないでしょうか。
もちろん向かない人間だったとしても状況によっても行けるか行けないかは変わるでしょう。
また、向いてる人間だった者もいじめだったり心身問わず病気だったりで行けなくなることはあります。
もしくは原因は分からないけど「なんかわかんないけど行けない……」ということだってあります。
身体や心が必死に拒否反応を示しているのにそれに逆らい続けるとどうなるか。
少なくとも良い結果にはならないと思いませんか?
たくさんの人に相談しよう
もしもそれでも学校に行きたいと強く願うなら、色んな人に相談してみるといいです。
- 今自分は学校に行けないor行きたくない
- でも行きたいor行きたくない
- どうすれば行けるようになるのかな?or行かなくてもいいですか?
- ここがこういう風につらくて行けない理由になっている。どうしたらいいかな?
- 行けない理由がわからない。何が自分の登校の邪魔をしているのかな?
- どうしてなのかな?自分は何がつらいのかな?
- 今自分に必要なものは何なのかな?
疲れていて考える余裕もないなら、まずは休んでください。
無理して考えてもより追いつめられてしまうだけです。
幸い、学校を休んでも生活の危機にはなりません。義務教育ならなおさらです。
ゆっくり休んで、余裕が出たら自分で考えたり、友達や大人に相談したりしてみましょう。
ポイントは、1人ではなくできるだけたくさんの人に相談してみることです。
1人の意見だとどうしても偏ります。
学校を休んで役所の「子ども福祉課」などに行けば相談に乗ってもらえたり、相談に乗ってくれる機関を紹介してくれたりすると思います。
たくさんの福祉を利用しましょう。
もし厳しいことを言われたら、そいつがクソなだけなので他をあたりましょう。
家庭外・学校外にも助けてくれる大人はいます。
今はこのようにインターネットがある時代です。色々調べたりして、たくさんの人に相談して自分の答えを見つけてみましょう。
あー話がめっちゃ逸れた!
とにかく、行けなくなっている現状はもう「仕方のないこと」なんです。
あなたのせいじゃない。色んな要素が重なった結果として休むことになっているだけ。
あなたのせいじゃないから、安心して今日は休んでください。
原因究明や解決策を見出すのはもうちょっと元気になってからでいいです。
まとめ:とにかく休め!先のことは回復してから考えろ!
具合が悪くて悲しい気持ちになっているときに何かを考えようとしても上手くいきません。
たっぷり休めばそのうち好きなことをする余裕が生まれてきて、それをやっているうちに未来について考えることができるようになってきます。
時間はかかります。でも心地よい環境で自由にしていれば回復します。
未来を考えるためのプロセスとして休養は絶対必要なので、
サボらずしっかり休め!!!!
以上!!!
生きていこうね
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※この記事は個人の感想です。人それぞれ最適な方法があるので、マネしたからといって上手くいく保証は全くありません。この記事及びブログを読んだことによるいかなる損失・損害も筆者は責任を負いません。本当のところは医者・専門家に指示を仰ぎましょう。