こんにちは、飛び火です。
どうやら労働アレルギーを発症してしまったようです。
労働アレルギーって?
労働アレルギーとは、働こうとすると急に動けなくなったり家から出る玄関に立ち尽くしてしまったりなど、労働に対し身体が拒否反応を示すアレルギーのことです。
私が勝手に名付けました。
この記事はあくまで飛び火の場合という前提で読んでください。万人には当てはまりません。
労働アレルギーを発症したと主張する理由
働こうとすると身体が震えました。
先日、健常者バイトを始めたことをツイートしました。見てください。
障害者事業所に2回通ったけど空気と単純作業がどうしても合わず即辞めたときに「そんなんじゃどこ行っても駄目でしょ」と言われた私ですが、先週から始めた健常者バイト(接客あり)、今日で3回勤務できました。「どこ行っても駄目」じゃなかったです。
今の私の気持ちを4文字で言いますね。ほらな!
— 飛び火かえで (@_sasaki_kaede_) 2019年5月3日
障害者事業所(就労継続支援A型。障害者手帳を持つ人や持病のある人が最低賃金をもらいながら働くところ)よりも人権があって良かったです。
んですけど、こちら、7回勤務した後に辞めました。
ウッヒョオォォォォオ!!!!!!!!!!!
労働無理スギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!
たぶん入ったところの職務内容が自分に合っていなかったのもあると思うんですが(A型での人権のなさよりマシとはいえ、覚えることが多かったりスパルタだったりした。色んなことがあったけど勤務先の名誉のために伏せます)、7回の勤務で辞めるのは自分としてもショックがないとは言えません。
ウッウッ 悲しい。
職場が合ってなかった可能性が高いとはいえさすがの私もちょっと気を抜けば自分に自信が無くなってしまうところですよ。
なんで辞めたの?
さすがに職務内容が合ってないだけじゃ辞めません。というよりは主な職務内容はなんと合っていました。
他の症状がいくつか出たから辞めました。
症状↓
- 布団から出たくなくなった
- 明日が来るのが嫌になった
- 死にたくなった
- 常にぼーっとした
- なんとなく涙が出た
- 手や足が震えた
- 解離症状が酷くなった(離人感・人格が変わるなど)
布団から出たくないのはみんなそうだと思いますが、明日が来るのが嫌になったことってそれまで数か月間は無いままで過ごしてたんですよね。だから久しぶりのそれにびっくりしちゃいました。明日が来るのってこんなに泣くほど怖かったっけ?
このまま労働を続けるとこれらの症状が酷くなることが経験上すぐに分かったので、勤務中に喘息が悪化することを理由に辞めました。(本当に悪化した)
というのは、高校生の時に合わないバイトを続けたせいで適応障害になり自殺未遂を図って精神科に入院しているんですよ。
そこで精神を病みやすくしてしまって以降、労働してはダメになり入院するということを2回ほど繰り返しました。
最後にそれをやってから6年ほど経ちましたがやっぱり治ってはいなかったようで、精神の軋む音が聴こえたので先んじて辞めておきました。
精神、壊してからでは遅いからね。(もうずっと壊れっぱなしだけどね!)
Uber Eatsを始めた
でも働かないと生きていけないので、間もなくUber Eats(ウーバーイーツ)を始めました。
スマホのアプリを使って受注、自転車で食べ物を運ぶというシンプルなお仕事です。
シフトも強制もないのでこれなら私にもできる……はずでした。
どうして!?Uber Eatsでもアレルギーが起こった
Uber Eatsを2回ほどやった頃。
自由稼働の落とし穴として「働かないとお金にならない」というものがあるので用事のない日はできるだけちゃんと稼働しようと、その日も稼働するつもりでした。
ところが……
動きたくない
動けない
泣きそうだ
怖い
頭が痛い
息が苦しい
心拍が速い
悲しい
死にたい
言葉にできないなんて元ライター失格だけど、身体の底から得も言われぬ恐怖が沸き起こってくるんです。
これはそう、不登校のときのそれ。よく覚えてませんがこの記事で書いたような気もします。
働 き た く な い
働けない
アレルギー発作。
どうしても身体が拒否するんです。
行きたい気持ち、ないしは行かなきゃという気持ちはあるんです。
でも身体が拒否する。
その日はどうだったかな、なんとか頑張って行ったような気もします。
でも行けない日はマジで行けない。どうしてもダメな日は1日中家の外に出ず潰れています。
それでもなんだかんだ誤魔化しながらやってはいるんですが、いかんせん基本的に身体が拒否をするんですよね。Uber Eats程度の軽度の仕事でも。行ってしまってアプリで配達を受注すれば否応にも稼働するのでやるしかないのですが。
(Uber Eatsのこの程良い拘束感にはとても感謝しています)
ねえ、これってもう「労働アレルギー」と言ってしまっても良いのではないでしょうか。
労働アレルギー、何故発症した?
働こうとすると身体が震えて全身から涙が出て怖くて布団から出られなくなるんですが、これって労働アレルギーですか?
— 飛び火かえで (@_sasaki_kaede_) 2019年6月9日
なんでこんなことになったんだろう。
そう考えて真っ先に思い浮かぶのはやはり労働への恐怖を重ねてしまったというところです。
先ほども書いたように、労働→入院、労働→入院、労働→入院という体験を重ねすぎました。
労働すると入院するというパターンを脳が記憶してしまった→もうそうならないように労働の時点でアレルギー反応を示すようになったということが考えられます。ダメになるまでの周期がどんどん短くなっている。
……マジで、働きたくないからこんなこと言ってるんじゃないですからね。
その証拠に、辞めても辞めてもまた別のところに勤めたりUber Eatsを始めたりしてるので。
働けるものなら働きたい、本当はみんなみたいに週5で働きたい。でもそれをすると精神が壊れちゃう……。
そして社会不適合者が行きつきがちな職業(偏見)であるライターさえも辞めている……。
悲しすぎるけど、それが精神障害者保健福祉手帳2級の所持者ってことなんですよね。
日常生活はギリ送れるけど労働が非常に困難っていうのがそれの目安なんですけど、まんま私。
労働アレルギーへの対処
ありふれた対策になってしまいますけど、やはり「小さな成功体験を積んで自信をつける」「スモールステップ」という辺りでしょうね。
「労働をしても病まなかった!」という体験を重ねて労働への恐怖を減らすのが良いと思っています。
そのためには労働時間を疲弊しない範囲で抑える、「もうちょっと働きたい」と感じる程度でやめておくなどが有効です。
あまりに疲れると「労働したら疲れて病む」と脳が思っちゃうので、そう思わせないことが大事です。
最初はお金が貯まらなくて生活が苦しいですが、たぶんこうしないと長続きしなくて結果損するはず。少なくとも私はそうです。
最近は少しの時間しか働けなくてもとりあえず外に出てUber Eatsのアプリを開いて受注するようにしてます。
お金というよりは労働という行為の回数を稼ぐのが大事です。
これはもはや治療。お金稼ぎではなく、労働アレルギーの治療です。
少しずつ慣らしていくことでアレルギー発作を抑えつつ労働に慣れていきます。
このとき、作業内容が比較的自分に合っていることが大切です。(私、処理速度IQが低くてタダでさえ仕事できないのに合わないことなんかできるわけないもん……)
労働アレルギー患者、涙の出勤―――― pic.twitter.com/w6MaiaRMUU
— 飛び火かえで (@_sasaki_kaede_) 2019年6月9日
でもお金がないと生きていけない
とはいえお金がないと生きていけないのでゆくゆくはこのアレルギーを治すことが望ましいしそのために今も頑張っています。
ていうかただの双極性障害とか解離性障害の可能性も全然ありますけどね。(両方患っている)
あーあ、ちゃんと働きたいな~~~~~
以上です。
7月5日追記:慣れてきたら労働アレルギー発作があまり出なくなりました。自分のペースで休日にしたり仕事日にできたりするので私と似たタイプの人におすすめかもしれません。
自転車を持ってたらできるので気軽に初めてみましょう。持ってなくても月額4000円でドコモのレンタサイクル(電動アシスト自転車。赤いやつ)が乗り放題できるので大丈夫です。私は持っていないのでそうしています。
普通のバイトと違って面接がないので不採用とかいうこともありません。履歴書がボロボロな私には大変助かりました。